最も純粋なかたちを求めて
シン・レイは、独自のスタイルでモノクローム写真を撮影する写真家です。その作品世界は、夢と現実とを結びつけます。この数ヶ月間、彼は「ライカQ3モノクローム」を用いて自然風景の撮影を行い、映画制作チームとともに長江デルタを巡り、その後インドネシアへと渡りました。赤道に近いこの地域は、強い陽光と劇的な雲の変化を捉えるのに理想的な条件を備え、とりわけ夜が見せる表情に彼は強く惹きつけられ、旅全体を通して深い解放感を味わいました。
シン・レイは16年以上にわたり、ほぼ一貫してモノクローム作品を制作してきました。創作の核となるのはノスタルジアです。過ぎ去ったものに対する想いが、記憶や幼少期に抱いた印象に根ざした視覚的な表現を生み出しています。その中には、白黒テレビの前で育った経験も含まれています。彼にとって、モノクロームという「簡素化」は、色ではなく、光やコントラスト、そして形が前面に現れる、原初的な視覚世界への扉を開くものです。
ライカQ3モノクロームは、光と影のあらゆるニュアンスを捉えます。
シン・レイ
「ライカQ3モノクローム」は、彼がこれまで35mmフィルムで撮影してきた多くの写真以上に、強い印象を与える存在となりました。グレースケールの階調表現は驚くほど滑らかでありながら、他のカメラでは失われがちな階調の分離もしっかりと保たれています。彼が特に気に入っている作品の一つは、インドネシアのマリオボロ通りで深夜に撮影した一枚です。夜になると、大道芸人や果物売りたちが姿を現し、通りは熱気と活気に満ちた喧騒に包まれていました。
「ライカQ3モノクローム」の並外れたISO性能によって、彼は一切の制約を感じることなく思うままに撮影することができました。絞りをf2またはf1.7に、シャッタースピードは1/125秒を下回らない設定で、暗い場所でも十分な表現の自由度を確保することができたのです。
私は夜間の撮影が大好きです。カメラのISO性能が本当に素晴らしいので、完全に自由に撮影できます。24時間、いつでも写真を撮らせてくれるのです。
シン・レイ
シン・レイの撮影スタイルは即興性に富み、スピード感にあふれています。「ライカQ3モノクローム」は、高精度なオートフォーカスに加え、マニュアルフォーカス時の短い操作ストロークやマクロ機能を搭載。直感の赴くままに撮影することができます。彼にとってカメラは単なる撮影機材ではなく、思いがけない瞬間を捉えさせてくれる創造性豊かなパートナーなのです。
「ライカQ3モノクローム」で一度でも撮影したなら、それはいつまでも忘れられない体験になります。数回使うだけで、確かな信頼が芽生えます。作品表現に新たなインスピレーションを与えてくれるのです。
シン・レイ
モノクローム写真のために
ライカQ3モノクローム
特別に設計されたモノクロ専用フルサイズセンサーに、トリプル・レゾリューション技術を搭載。さらに明るい広角単焦点レンズと組み合わせることで、時代を超えた本質的で美しく純粋な視覚表現へとダイレクトに導きます。
モノクロームならではの魅力をあらためて体感できる一台です。
シン・レイ
モノクローム写真を専門とし、とりわけ人間本来の感情を捉えることに力を注いでいる。著名な女優ジョウ・シュンのポートレートを撮影したほか、ファッション誌『T』の創刊号の表紙を担当、また、有名ブランドの広告キャンペーンも手がけた。
日本の出版社赤々舎より写真集『Tide』が刊行されている。最近の個展には、2024年、中国・アモイのThree Shadows Photography Art Centreで開催された「Hailiutu」、2025年、グループ展として、南京芸術学院美術館にて「Lightning, butterfly, flame, cocoon, wandering, sword」に参加している。2015年には、中国を代表する現代写真家20人に選出された。
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