ニューヨークの路上チェス
一手一手に意味がある
ストリートフォトグラファーのビリー・ディンは、ニューヨークに息づくチェス文化を捉え、チェスから生き生きとした文化を形づくる人々の姿を写真に収めています。そのプロジェクトは、実際の出会いと率直な対話を通じて、写真とチェスに通じる共通点を浮かび上がらせています。
盤上を離れた場所では、共通の情熱が人々をつなぎ、何気ない出会いが心に残る物語を紡ぎ出す様子がうかがえます。
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ストリートでは、常に三手先まで見通す力が求められます。チェス盤の上でも、カメラの後ろでも、すべては観察することから始まります。
ビリー・ディン
「ライカQ」シリーズ:完璧な組み合わせ
ビリーにとって「ライカQ」シリーズは信頼の置けるツールです。「ライカQ3」と「ライカQ3 43」は、写真家と被写体のつながりを決して断ち切ることがありません。迅速かつ直感的で、控えめな撮影スタイルが可能であり、その瞬間へ本能的に反応し、チェス盤を前にした人々の一瞬の表情や、ワシントンスクエアに満ちるエネルギーを捉えることができます。
広角のシーンでは「ライカQ3」を使う一方、「ライカQ3 43」は自身の自然な視野に非常に近い描写を提供してくれます。
私は、カメラを持たずに出かけることはありません。同じストリート、同じチェス盤であっても、訪れるたびに新たな物語が生まれていきます。
ビリー・ディン
Leica Q3
物語全体を収めるのに十分な広角
「一枚の写真にもっと多くのものを収めたいときは、焦点距離28mmの『ライカQ3』を手に取ります。複数の被写体を収めたり、その場所の雰囲気を伝えたり、あるいは単に写真に少しゆとりを持たせたりするためです。そうすることで、目の前の出来事だけでなく、その背後にある物語まで記録しておくのです。広角レンズと角度調整可能なスクリーンを活用することで、普段とは異なる画角や構図で撮影し、シーンをよりドラマチックでスリリングに描き出すことができます。また、カメラ自体がコンパクトなので、被写体との距離をさらに縮めることができ、その場に溶け込みやすくなります」
Leica Q3 43
細やかなディテールまでしっかりと捉えられる距離
「『ライカQ3 43』は、そのシーンのディテールを捉えたいときに最適です。できるだけ近くに寄りたいと思う一方で、近づきすぎることで自分が思い描く結果が得られない瞬間もあります。『ライカQ3 43』を使えば、この種の撮影に求めている圧縮感と被写界深度が得られます。反射や質感、動きなど、目に見える形だけでは表現しきれない要素を捉える場面では、たいてい標準から長めの焦点距離を好んで使います。カメラに内蔵されているフレーミング機能を使って、被写体をさらに拡大して撮影するのが好きです」
ビリーの使用機材
先を見通す術
ストリートで写真を撮る時は、チェスの盤上と同じように、常に三手先を読む必要があります。一つ一つの出会いが新たな視点をもたらし、一局一局が独自の物語を紡ぎ、すべての瞬間がかけがえのない記憶となる可能性を秘めています。ライカQがあれば、ビリーは目の前のシーンに完全に集中できます。次の一手が示された瞬間にも、すぐに撮影へ移れる準備ができているからです。
ビリー・ディン
ニューヨーク・ブルックリンに暮らし、現地を拠点に写真家として活動。光と影を巧みに生かしたドラマチックで雰囲気あふれる作品を手がける。特別な瞬間を捉える鋭い感性によって、その写真はまるで映画の一場面のような趣を帯びる。ビリーのレンズを通して、私たちは広がる世界と、そこに息づく人生のささやかな瞬間を垣間見ることができる。