セレブレーション・オブ・フォトグラフィー 2026
10月8日、「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」が開催され、ウェッツラーのライツパークにおけるライカの年間プログラムにおいて、今年もまた、祝賀ムードに包まれた特別なハイライトとなりました。大きな成功を収めた今回のイベントは、改めてライカコミュニティをひとつに結びつけ、多彩なライカの文化を紹介するとともに、参加者全員が“本質を捉えた写真”に対する共通の情熱を分かち合う機会となりました。特に注目を集めたのは、第46回を迎えた「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」、このたび新設された「LOBA Women Grant」、そして「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」の授賞式でした。さらに、写真に込められた物語や、受賞写真家たちの心に残る体験談、それぞれの歩みについて語り合うひとときが、その夜をさらに豊かで印象深いものにしました。今年もまた、「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」は、ライカの精神を分かち合うかけがえのない場として、忘れられない体験となりました。
2026年度LOBAはダミル・ファイズリンとライラ・アンマリー・スティーブンスが受賞
今年も、LOBAファイナリストにノミネートされたシリーズのうち、どの2作品が待望のライカ・オスカー・バルナックアワードを受賞するのか、最後まで見どころに満ちた展開となりました。今年は400件を超える応募作品があり、世界各地の推薦者による専門的な審査を経て推薦された作品の中から、一流の審査員団によって11作品がファイナリストに選出されました。一般部門では、ロシアの写真家ダミル・ファイズリンによる、ダゲスタンの山々の人々と風景に焦点を当てたシリーズ『Preserving Nature as Preserving Ourselves』が受賞しました。今年度の新人部門は、アメリカの写真家ライラ・アンマリー・スティーブンスが受賞しました。彼女の繊細なモノクローム写真シリーズ『Clayton Sisterhood Project』は、自身の家族を題材に、新たな家族のかたちについて個人的に向き合った作品であり、さらに自信に満ちた黒人女性たちの人物像にも焦点を当てたものです。
エルンスト・ライツ・ミュージアムで開催中の「LOBA 2026」ファイナリスト作品展
LOBA写真展のオープニングレセプションをもって、「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」のもうひとつのハイライトが幕を開けました。趣向を凝らした構成で紹介されるのは、受賞した2つのシリーズだけではありません。LOBA 2026ファイナリストに選出された他の9つのシリーズもこれに加わります。人間と環境との関係をめぐる、現代の写真表現による力強いメッセージ。そこでは、社会的に重要なテーマや複雑な地球規模の課題が提示されています。同ミュージアムの特別展示エリアでは、2027年2月18日まで、第46回LOBAにノミネートされた全作品が展示されています。
© Valentina Sinis/LOBA Women Grant 2026
ヴァレンティナ・スィニスが「LOBA Women Grant」を受賞
LOBAの一環として初めて、翌年実施されるプロジェクトへの助成金がヴァレンティナ・スィニスに贈られました。LOBA Women Grantのサポートを受けたスィニスは、長期プロジェクト『The Last Butterflies』に新たな章を加えるべく、取り組みを継続しています。彼女はこのプロジェクトにおいて、イラクとイランの国境にある山岳地帯で、政治的自由と社会的承認を求めて闘う女性たちを追っています。
グラシエラ・イトゥルビデが「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」を受賞
今年、グラシエラ・イトゥルビデは、その生涯にわたる功績が称えられ、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」を受賞しました。1942年に生まれ、これまで長年創作活動を続けてきたイトゥルビデの作品を鑑賞できたことは、会場に集まったすべての人にとって特別な瞬間となりました。グラシエラ・イトゥルビデは、メキシコを代表する現代の写真家の一人であり、国際的にも高い評価を得ています。ウェッツラーのライカギャラリーで2027年1月まで開催中の記念展では、50点以上の写真作品が展示され、彼女の作品世界を余すところなく紹介しています。
グラシエラ・イトゥルビデが2026年度「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」を受賞
また、同イベントでは、今年度のライカ・コレクターズアイテムも披露されました。このたび選ばれたのは、グラシエラ・イトゥルビデが1986年にメキシコ・オアハカで撮影した『Na’ Lupe Pan』(『Juchitán』シリーズの一作品)です。2026年度「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこの作品は、ライカが2021年よりライカギャラリー限定で販売している、一流のライカフォトグラファーの作品を集めたプレミアムフォトコレクションに加わります。新しい限定版プリントは、2026年12月よりライカギャラリーで順次販売予定です。
セレブレーション・オブ・フォトグラフィー : 写真と出会いの祭典
今回のプログラムも、参加者にとって特別なひとときとなりました。「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」を成功へと導くことができたのは、ひとえに多くの関係者の皆さまのご協力と支えによるものです。ライカはすべての従業員、支援者、そしてパートナーとして協力を賜った方々へ感謝申し上げます。特に、協力パートナーとして2026年度「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー」を支援してくださったBrieke社とライツワイナリーに感謝申し上げます。