John Golberger is sitting on a veranda with a Leica beside him and a Leica ZM 12 on his wrist

コレクションの唯一性

時計コレクターのジョン・ゴールドバーガーが「ライカZM 12」とともにボローニャからウェッツラーへと向かう旅へ

2026/04/23

ウォッチコレクションの美学

ジョン・ゴールドバーガーは、機械式時計をこよなく愛するコレクターです。彼のセレクションは流行に左右されることなく、美しさや歴史、そして伝統的なクラフツマンシップに対する自身の感性に基づいています。また彼にとってコレクションとは、既成の枠を超えて視野を広げ、未来を見据えた選択をすることでもあります。そして、ウォッチメイキングの技術を次世代へ伝えていくために、高品質なタイムピースや希少なモデルを集め続けているのです。

今回、彼の故郷ボローニャから、ライカウォッチが生まれた地 ウェッツラーへと向かう旅に同行。伝統、卓越したクラフツマンシップ、そして真のコレクションへの情熱をたどりながら、写真、時間、そして「時を超える価値」に対する彼の想いに迫ります。

「私にとってコレクションとは、優れた品質を持つ美しいタイムピースを集めていく、魅力的な旅なのです」

ジョン・ゴールドバーガー

Leica ZM 12 and other watches

コレクションへの情熱の原点

ジョンがこの情熱に目覚めたのは、18歳の頃でした。きっかけは父親でした。彼の家族は芸術の世界と深い関わりを持ち、幼少期からヨーロッパ各地の展示会に同行する中で、自然とクラフツマンシップへの感性を育んできました。やがて、当時まだ手頃な価格だった機械式時計を父親に薦められたことをきっかけに、彼の熱意は一気に燃え上がりました。最初のコレクションピースは、ボローニャのアンティークショップで見つけた一本でした。ジョンの母親が電話でその時計のことを知らせると、彼は大喜びし、自分の貯めていたお小遣いから500ドルを支払い、その時計を手に入れます。この最初の一歩こそが、生涯にわたるコレクションへの情熱の始まりでした。

John Goldberger stands there, dressed in a light-coloured, elegant suit, leaning against a pillar

ジョン・ゴールドバーガーのコレクションに加わった新たな一本:ライカZM 12

ジョン・ゴールドバーガーがライカのウォッチコレクションに惹かれる理由は、ミニマルで明快、そしてタイムレスなエレガンスとドイツの精密技術が融合している点にあります。中でも彼を強く魅了したのが「ライカZM 12 Blue Orange」です。鮮やかなオレンジのラバーストラップと、光の当たり方によってオレンジからブルーへと表情を変える独自の二層構造の文字盤。その組み合わせが、この時計に洗練された個性と唯一無二の存在感を与えています。文字盤とシンプルなボディフォルムの調和、無駄のないライン、ムーブメントの品質──そのすべてが、コレクターとしての彼の感性に響きます。「ライカZM 12 Blue Orange」は日常使いに最適な、タイムレスな自動巻き時計でありながら、ジョン・ゴールドバーガーのコレクションの中でも特別な位置を占める一本です。

ライカとの長年のつながり

「なぜだか、写真にとても惹かれるのです」

ジョン・ゴールドバーガー

ジョン・ゴールドバーガーの人生は、特別なタイムピースへの情熱だけでなく、幼少期から続く写真への深い愛によっても彩られています。12歳の時、父親から初めてのカメラとして「ライカフレックス」を贈られたことが、その始まりでした。彼はすぐに、瞬間を創造的に捉える喜びに魅了されます。その数年後、1970年代になって、彼は自分のお金で初めてのカメラを購入します。それもまたライカでした。そのレンズの卓越した品質と光学性能に、彼は深く感銘を受けました。

20代半ばでカリフォルニアへ移住してからも、写真とコレクションは彼の人生における変わらぬ軸であり続けます。現在に至るまで、彼の表現はストリートフォトグラフィーや建築的モチーフによって構成されています。ウェッツラーの街を歩く中で、彼が特に興味を示したのは家々の木造のファサードでした。質感やディテールを丁寧に写しながら、そこに宿る伝統的なクラフツマンシップ、造形美、そして時代を超えて受け継がれる価値に魅了されていきます。

ジョン・ゴールドバーガーの視点は今もなお、フォルム、機能、デザインの調和によって形づくられています。その眼差しは常に本質へと向けられ、細部へのこだわりと、時が流れても変わらない普遍性を追い求め続けています。

Woman setting up ZM11

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