「光と影で描く」という写真撮影の本質を味わえるモノクローム撮影専用デジタルカメラ
ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、製品づくりにおいて独自性を追求し続けている光学機器メーカーです。それゆえ過去には大胆なアイデアがユーザーに受け入れられるかどうか疑問視されることもありました。しかし、その決断が間違いでなかったことは、製品が大きな反響を呼ぶことで証明されてきました。近年の例では2012年に世界で唯一となるモノクローム撮影専用デジタルカメラ「ライカMモノクローム」を発売し、大好評を博しました。その誕生から11年を経て、およそ70年の歴史を誇るライカのレンジファインダーカメラの伝統を受け継ぐ新機種として、モノクローム撮影専用のM型デジタルカメラとしては4機種目となる「ライカM11モノクローム」を発売いたします。
「ライカM11モノクローム」はモノクローム撮影専用の撮像素子を搭載したユニークなデジタルカメラで、光と影の明暗だけで描く、という写真撮影の本質を存分に味わうことができるカメラです。
このモノクローム撮影専用の撮像素子は、新世代のM型カメラ専用に開発されたトリプルレゾリューション技術を取り入れた35mmフルサイズセンサーで、非常に高画質なモノクローム画像を撮影することができます。また、このトリプルレゾリューション技術により、記録画素数を60M、36M、18Mの3つから選んで画像を記録可能です。記録形式はDNG(RAW)形式とJPEG形式から選べます。さらに、ISO 125~200,000という広い感度域との組み合わせにより、撮影時にクリエイティビティを自由に発揮していただけます。撮影が難しい光の状況下でもディテールまできわめて鮮鋭で自然な解像感の画像が得られるほか、高感度撮影時においてはノイズを抑えて美しい描写を実現します。
また、256GBの内蔵メモリーを搭載しているほか、「Leica FOTOS」アプリをペアリングすればモバイル環境でのワークフローにもフレキシブルに対応可能です。「Leica FOTOS」では、撮影した画像をBluetooth接続やUSB Type-C接続でスマートフォンなどのモバイルデバイスへ転送・加工などが素早く簡単に行えます。さらに、モバイルデバイスからカメラをリモート操作して撮影できるほか、撮影した画像の仕上がりをモバイルデバイスの画面で直接チェック、お楽しみいただけます。「ライカM11モノクローム」は「Made for iPhone」「Made for iPad」としてApple社の認定も受けており、付属のLeica FOTOSケーブルで接続すればiPhoneやiPadでさまざまな機能を利用することができます。
M型カメラならではの美しい佇まい──カラーはブラックで、表面には耐傷性に優れたペイント仕上げが施されています。ボディはフルメタル製で、トッププレートには高品質なアルミニウムが採用されています。さらに外装には堅牢なレザー、液晶モニターはサファイアガラス製で、時代に左右されないタイムレスで控えめなデザインとなっています。「Leica」の赤いロゴを排除した本体正面とファインダーに施されたダークカラーのクローム仕上げのコーティングが、由緒あるM型カメラの新作においても一切の無駄を削ぎ落したアイコニックなデザインを静かに強調します。製造においても細部にいたるまで配慮されており、“Made in Germany”にふさわしい、たしかな品質を誇るカメラといえるでしょう。
「ライカM11モノクローム」はライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて2023年4月22日発売予定です。
ライカカメラ社-写真撮影のパートナー
ライカカメラ社は、カメラ製品とスポーツオプティクス製品をグローバルに展開するプレミアム企業です。卓越した品質の製品を作り続けた長きにわたる伝統とドイツのクラフツマンシップや革新的な技術と結びついた工業デザインにより、ライカブランドは伝説と呼ばれるほどの評価を確立しています。写真界の発展に寄与する活動として、世界各地に展開するライカギャラリーやライカアカデミーに加えて、「Leica Hall of Fame Award」の創設や、世界で最も権威のある国際写真コンテストのひとつとして認知されている「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」を主催するなど、さまざまな文化活動も行っています。
ライカカメラ社は、ドイツのヘッセン州のウェッツラーに本社を置き、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンに第二工場を持っています。また、世界の各地域に拠点を築き、直営の販売店を独自のネットワークにより運営しています。