ライカ初のレーザーテレビをIFAにて発表 ─ テレビの未来を拓く革新的な製品
ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、ライカ初のレーザーテレビ「Leica Cine1」を国際コンシューマー・エレクトロニクス展(IFA)で発表いたします。ものづくりのトップメーカーとして数多くの革新的な製品を世に送り出してきたライカですが、今回発表する「Leica Cine1」は、100年に及ぶライカの歴史に新たな1ページを刻む製品となります。
短焦点投写という新技術、そしてRGBのトリプルレーザー光源を搭載した、テレビチューナー内蔵の「レーザーテレビ」は、テレビのディスプレイ市場を根本から変えてしまうでしょう。専門家によれば、画面サイズが80インチ以上のレーザーテレビが今後、急速に普及すると見られています。レーザーテレビでは、高精細な4K映像を従来のLEDテレビに比べて圧倒的な低消費電力で視聴でき、最大140インチの大迫力の映像を自宅のリビングで快適に楽しめる本格的なホームシアターが実現できます。筐体サイズは約60×40cmで、一般家庭の室内にも違和感なく溶け込みます。普段の暮らしの風景にしっくりなじむという意味では、重厚感があって主張が強いLEDディスプレイよりもホームユースにふさわしいと言えるでしょう。
「Leica Cine1」は卓越した光学性能をライカらしい無駄のないシンプルなデザインに凝縮したライカ初のレーザーテレビで、高精細な4K映像を80インチまたは100インチの大画面で視聴できます。また、立体音響技術である「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を採用しており、迫力あるサウンドも楽しめます。操作性はユーザーフレンドリーで、直感的。何と言ってもレーザーテレビとしての中核を成しているのは、RGBのトリプルレーザー技術とライカの品質基準に基づいて開発した高度な光学系を搭載した投写部です。これらの特徴は、ライカが「Leica Cine1」においても高品質な技術革新を追求するというライカ伝統の製品づくりの姿勢を貫いたことを示しています。そして、独特の雰囲気が漂うライカならではの高品位な映像を80インチや100インチの大画面でも初めて楽しめるようにしたことで、イメージングの分野におけるコア・コンピタンスの拡充を実現しました。
「世界のテレビ市場の年間売上高は1,000億USドル以上にのぼっており、世界の家電製品市場の中で最大の規模となっています。そのテレビ市場で今後成功のカギを握る重要な要素のひとつになるのは、光学技術のノウハウでしょう。そうした中で、戦略パートナーの協力のもと、世界でもトップクラスとなる光学技術のノウハウを活用して、先進の光学技術と洗練されたデザインを融合させた『Leica Cine1』という比類なき製品を開発できたことを誇りに思います。本製品があれば、最高水準の映像と音響のシネマ体験を自宅という心地よい環境で満喫できます。まさに、自宅が映画館になるのです」 とライカのCEOであるマティアス・ハーシュは語っています。
ライカの社主であり監査役会議長でもあるアンドレアス・カウフマン博士は次のように述べています。「ライカでは『プラドビット』というブランドで長らくプロジェクターを展開してきました。そのため、レーザーテレビ分野への新規参入はごく自然な流れだと言えます。新開発の『Leica Cine1』について申し上げたいことはひとつ、『未来を拓くライカのプロジェクターを改めてお楽しみください』ということです。『Leica Cine1』は、ライカ本来の映像を高性能な大画面でも楽しめるようになる製品です。ライカが誇る最高水準の映像美を自宅のホームシアター環境でぜひ体験してください」
「Leica Cine1」は、2023年の第2四半期よりヨーロッパで取扱開始予定です。