「ライカQ2モノクローム」は、鮮明でシャープな描写を実現します。

これを可能にするのがモノクローム撮影専用35mmフルサイズセンサーです。

カラー用センサーとは異なり、モノクローム専用のセンサーにはカラーフィルターがありません。そのため、補間処理が不要で純粋に光のレベルのみを測定するため、よりシャープな表現が可能になるのです。

4730万画素という高解像度を誇るセンサーはフォトグラファーをサポートする強力なツールとなり、クロッピングにも難なく対応できます。デジタル機能により、35mm、50mm、75mmの各レンズ相当の画角設定でJPEG形式で記録をすることができ、一方で元の画像は最大記録画素数の4730万画素のDNG形式で常に保存されます。

さらに、ISO感度100000の高感度で撮影をしてもダイナミックレンジが非常に広いことで、画像ノイズがきわめて低いことも、この比類ないセンサーが誇る特長です。

「ライカQ2モノクローム」は368万画素の有機EL電子ビューファインダーを採用し、フォトグラファーがパーフェクトに構図をコントロールすることができます。たとえ非常に暗い状況下の黒い被写体でも立体感を詳細に確認できるため、正確に希望どおりの構図で撮影できます。

また、アイセンサーを搭載し、目を近づけると自動的に電子ビューファインダー表示に切り換わります。風景や被写体などを正確に連続して表示でき、表示切り換えのタイムラグも認識できないレベルまで低減しています。

カメラ背面のエレガントなデザインの視度補正ダイヤルには格納式機構を採用し、うっかりダイヤルに触れて設定を変えてしまうような心配はありません。「ライカQ2モノクローム」のビューファインダー技術によって全体像が俯瞰しやすくなり、コントラストも向上しているため、ビューファインダー越しのイメージも正確に確認できます。また、電力消費量も最小限に抑えられるのでバッテリーを最大限有効に使えます。

「ライカQ2」の直感的な操作性は世界中のフォトグラファーに知れわたり、高く評価されています。また「ライカQ2モノクローム」のコンセプトも完璧に考え抜かれていることが分かります。物理的なダイヤル類と背面のタッチスクリーンを利用して全体像を簡単に俯瞰できるとともに、重要な撮影パラメーターにもスムーズにアクセスできます。

メニューは合理的な最新型を採用。「ライカQ2モノクローム」ではカラー関連の設定項目を削除しているため、よりすっきりとした見やすい表示になっており、不必要な要素に気を散らされることなく、「決定的瞬間」に集中することができます。

優れた品質と卓越したデザインにはライカブランドの核心的な価値観が表れています。「ライカQ2モノクローム」はマグネシウム合金を使用したボディをはじめ、高品質なコンポーネント素材を利用し、ドイツにて最新鋭の方法により製造されています。

このようにして製造される「ライカQ2モノクローム」は、ライカの本質的な価値をあらゆる点で体現する比類のないコンパクトカメラです。また、ファームウェアも随時アップデートしていく予定ですので、今後も進化し続けていきます。