ライカカメラジャパンはこのたび、写真家・嶌村 吉祥丸による写真展「what matters」を開催いたします。
本展はアメリカ滞在中に訪れたニューヨーク、ポートランド、ロサンゼルスで撮影された新作で構成されます。旅のなかで嶌村はあらかじめ目的地や被写体を定めるのではなく、街を歩き、人と会い、その土地に流れる時間に身を委ねながら撮影を続けました。かつて暮らしたことのあるポートランドでは旧友との再会を重ね、カフェや公園、スケートパークといった日常の風景のなかで多くの時間を過ごしています。
作品に写っているのは、旅先で出会う特別な出来事ではありません。友人との語らい、街角を行き交う人々、ふと足を止めた風景。どれも私たちの身近にある一見ごくありふれた光景です。しかし、その一枚一枚には、作家がその場に身を置き、心を留めた時間の痕跡が静かに刻まれています。
写真展タイトルである「what matters」という言葉も撮影に先立って用意されたものではありませんでした。旅を終え、写真を見返すなかで残ったのは壮大な風景や特別な体験ではなく、人と過ごした時間や、日々繰り返される風景の記憶でした。
慌ただしく移り変わる現代において、私たちはつい遠くに価値を求めがちです。しかし本展は、足元にある日常や何気なく過ぎていく時間へと静かなまなざしを向けます。作品を通じてそれぞれの記憶や時間に触れていただければ幸いです。
what matters
目的もなく、ただ街を歩く。
久々に再会した友人と、互いの近況を語り合う。
日々、繰り返されている風景。
それは、小さな個人店のカフェで。
それは、名もなきスケートパークで。
それは、老若男女が行き交う公園で。
特別なことは、何もありません。
なんでもない、ありのままの日常の隙間に、
何か大切なことがあるのではないでしょうか。
嶌村 吉祥丸
本シリーズは、ライカSLシステムの新製品「ライカSL3-P」による撮りおろし作品です。写真家の自然な視線と歩調に寄り添うカメラとともに生まれた作品群をぜひご覧ください。
写真展概要
| Title | 嶌村吉祥丸 写真展 「what matters」 |
| Date & Venue |
2026年8月1日(土)~ 2026年10月1日(木) ライカギャラリー京都 (ライカ京都店2F) |
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※「ライカギャラリー表参道」でも、2026年 7 月 31(金)~ 10 月 18 日(日)まで嶌村吉祥丸 写真展を開催いたします。 |
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嶌村 吉祥丸/Kisshomaru Shimamura
東京生まれ。アーティスト・写真家として分野を越境し国内外を問わず活動。さまざまな表現者と協働しながらsame gallery(東京)や koen(京都)のディレクターとして企画・キュレーションを行うほか「ラーメン吉祥丸」やフレグランスブランド「kibn」をプロデュース。主な個展に“Unusual Usual”(Portland, 2014) “Inside Out”(Warsaw, 2016)“photosynthesis”(Tokyo, 2020)など。作品集として写真集“what is good?”を刊行。
Leica Gallery Kyoto
570-120 Gionmachi minamigawa Higashiyama-ku, Kyoto City
Kyoto
Japan