Mainei Kinimaka with the Leica SL3
“ 私の故郷であり、地球上で最も好きな場所であるハワイの真の姿を捉えるのに、これ以上のカメラはありません ”
“ 写真はタイムカプセルであり、私の文化や家族の一瞬を切り撮ることは、写真家として最も貴重で素晴らしいことだと思っています。堅牢な「ライカSL3」は、雨や波しぶき、土埃や砂といった、ハワイの日常で遭遇するあらゆる状況下で使用することができます ”
このプロジェクトのコンセプトはどのようにして生まれたのですか？
私の写真への情熱は、ハワイとハワイのキニマカ一族への愛が源泉になっています。私には16人の叔父や叔母と、何百人もの従兄弟がいます。若い頃は、次の世代にも彼らの姿を見てもらえるように、できるだけたくさんの写真を残しておきたいと思っていました。そして、動画でも残したいと常に考えていたのです。今回のプロジェクトのコンセプトはその想いから自然に生まれました。ある意味で、私の家族だけではなく、すべてのカーナカ・マオリ（ネイティブ・ハワイアン）にあてた個人的なラブレターであり、私たちが何者であり、どこへ向かうのかを祝福する作品でもあります。静止画であれ動画であれ、公開する目的で撮影するときはいつも、ハワイとハワイの人々にどう貢献し、どう祝福できるか、作品を最大限に活かせる方法を考えています。私の人生に起きた良いことはすべて家族とハワイのおかげなので、恩返しするために常にベストを尽くすつもりです。このストーリーが、ハワイアンに誇りとつながりを感じ、そしてハワイアンを知るきっかけになることを願っています。
なぜこのストーリーを伝えることが重要だと思ったのですか？
パシフィカ先住民は、世界で最も回復力があり、直感的で、機知に富み、思いやりのある民族だと信じているからです。私たちの祖先が、観察力と世代を超えて受け継がれてきた知識だけで、ワア（カヌー）に乗って世界最大の海を渡ってきたことは、現代ならば魔法の類だと呼ぶに値する出来事かもしれません。このことは、先住民として今どんな困難に直面しようとも、強さと創意工夫、そしてĀina（土地）とKai（海）との親密な関係から生まれていることを思い出させてくれます。Āina（土地）とKai（海）との関係は、今日の世界の舵をとり、大切にしていくことで、私たちを導き続けてくれるでしょう。
創作のプロセスについて詳しく教えてもらえますか？
アイデアの種から始まり、そこからすべてが展開していきました。自ずと溢れ出てくるようにナレーションと脚本を一気に書き上げたのは初めてのことで、よい体験でした。何を撮りたいかについてベンと何度か話し合いましたが、ベンのスタイルをよく知っている私は、彼ならば私の目指すものを正確に理解してくれると思いました。 ハワイとハワイ語（ʻŌlelo Hawaiʻi）のために本当に素晴らしいことをしている人で、私がとても尊敬しているKeawe Goodhue（ケアウェ・グッドヒュー）に脚本を翻訳してもらえたことは、本当に幸運だったと思います。 今回の撮影は、快く時間と自身のストーリーを共有してくれた家族や友人たちと、2日間にわたってハワイの自宅で行いました。私が泳ぎとサーフィンを習ったビーチで、家族と一緒に父を撮影できたことは本当に特別でした。
このプロジェクトから何を感じ取ってほしいですか？
このプロジェクトから、自分自身の独自のルーツに対する感謝の気持ちが生まれることを願っています。すべての人が語るべき素晴らしいストーリーを持っており、その最高のストーリーのいくつかは私たち自身の家族に由来するものだと固く信じています。
「ライカSL3」は、ワークフローとビジュアルの視点をどのようにサポートしていますか？
何世代にもわたって、時を超えて残る画像を作りたいと考えている私にとって、「ライカSL3」ほど奥深いカメラはありません。驚くほどの高画質で、瞬間のディテールを余すところなく記録することができます。動画から静止画への切り替えもこれまで以上に簡単になり、2つのメディアを切り替えながらストーリーを構成するのが好きになりました。また耐久性のあるボディは、天候の変化が激しいハワイでの撮影には最適です。「ライカSL3」で創作する機会が得られたことに感謝しています。
ライカSL3
トリプルレゾリューション技術を採用した6000万画素のフルサイズセンサーを搭載。手ブレ補正機能、直感的でユーザーフレンドリーな操作性、Lマウント、IP54相当の防塵防滴性能を備えたフルサイズミラーレスシステムカメラです。
