The impermanence of things

Cédric Roux with the Leica Q3
Bannière photo Cédric Roux Story Q3

Cédric Roux

セドリック・ルーのレンズを通して見るイスタンブール

都市の風景に情熱を注ぐ写真家、セドリック・ルーはイスタンブールで魅惑的なプロジェクトを手掛けています。歴史と多様性に満ちたこの街は、初めて訪れたその瞬間から彼にインスピレーションを与えました。その活気あふれるエネルギーに魅了された彼は、この街を再び訪れ、街角の至る所で繰り広げられる躍動感と数々の物語を写真に収めることを決意します。彼のレンズは、日常の一瞬を切り撮り、それを印象的なイメージの連なりへと昇華させます。光に導かれるように、彼はイスタンブールの街を彷徨いながら、質感、色彩、そして人々に引き寄せられます。街が放つすべての魅力を活かしながら調和を追い求めます。光は彼の作品の中心的な要素であり、すべてのショットは、そこに存在する要素間の完璧なバランスを追求する旅なのです。

写真家にとって、自分だけのカメラを見つけることは欠かせません。私にとって、それはライカQ3でした。

Cédric Roux

Cédric Roux Istanbul Leica Q3

ライカQ:信頼のパートナー

セドリック・ルーは、自身の作品で多くのイメージを見せることはしませんが、一枚一枚が巧みな構図と視覚的なインパクトで際立っています。彼の写真は緻密に計算されており、シャッターを切る瞬間には被写体の動きや、前景・背景・遠景のダイナミズムを的確に捉え、その一瞬を静止させます。自身の哲学に忠実でありながら、セドリックはあくまでシーンの裏方に徹し、調和と精密さをもってその瞬間を描き出します。

2017年からライカQで撮影を重ね、ライカQシリーズこそが自分のスタイルに最も適したカメラであり、完璧に寄り添う存在であることを確信しました。

眼前の物語を余すところなく語ることができるのが28mmのレンズ。このカメラは控えめな存在感で、物語の核心へ静かに寄り添います。

Cédric Roux

Cédric Roux Story Q3

Cédric Roux

Biography

Cédric Roux(セドリック・ルー)

数々の受賞歴と展示実績を誇る卓越した写真家で、自身の経歴よりも彼の作品へ意識を向けてほしいと考えるセドリック・ルー。しかしながら、彼はユニークな経歴の持ち主で、独学で技を磨き上げながら写真に対する情熱を持ち、特にアメリカの偉大な作家たちから影響を受けながら世界への視点を深めてきた。彼の写真作品は長年ストリートフォトグラフィーやニューヨークに関連付けられてきたが、時を経るにつれ、自らの境界を次第に広げ、新たな領域や視点を模索し、物語性に対する興味を深めている。