特別限定モデル:ライカ トリノビット8×40 “LIFE edition”
アート作品のようなユニークなデザインの双眼鏡

アート作品のようなユニークなデザインの双眼鏡

ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、双眼鏡の「ライカ トリノビット」シリーズの特別限定モデル「ライカ トリノビット8×40 “LIFE edition”」を発売いたします。「ライカ トリノビット8×40 “LIFE edition”」は、アイスランド系デンマーク人アーティスト オラファー・エリアソンとのコラボレーションにより誕生した従来にはないユニークなデザインの特別限定モデルです。ネオングリーンのレザー外装とそれにマッチするグリーンの刻印が配されており、鮮烈なカラーリング、そしてさながらアートピースのような佇まいが融合したデザインに仕上がっています。世界限定250台の本モデルはその個性的なデザインも相まってレアな逸品を好む方にとってもきわめて魅力的なコレクターズアイテムとして人気が高まりそうです。

「ライカ トリノビット8×40 “LIFE edition”」は、2021年にスイスにある美術館 バイエラー財団で開催されたオラファー・エリアソンの個展「Life」へのオマージュとしてデザインされたモデルでもあります。「Life」は、“自然文化”の景観を具現化したインスタレーション作品です。そこでは、自然と文化が決して切り離せない関係にある様子や、環境の中で人間がさまざまな要素や構造、システムと密接に関わり合っている様子を表現する試みが行われました。「Life」の展示のために、同氏は美術館のガラスのファサードを撤去し、屋内と屋外の境界線を排除しました。そうすることで、人間と人間ではない存在――植物や微生物、動物、天候といった自然の要素――の両方を迎え入れることができる空間をつくりあげたのです。展示エリアには有害物質を含まない染料によって色鮮やかなグリーンに着色された水景が演出されました。その景観からは、自然に支配された風景という印象を受けますが、それと同時に深く彫塑的であることも感じさせます。

「ライカ トリノビット8×40 “LIFE edition”」は“限界を超えて視野を広げる”ということを体現したモデルでもあります。丹精込めて完成へと導かれる双眼鏡であり、観察する側の私たちと観察される側の対象を結びつけ、自らを取り巻く世界との新たな出会い方を発見させてくれる可能性をも秘めています。

「『Life』の展示が始まりました。それは、人間と人間ではない存在の両方が暮らしやすい環境です。そしてそれは常に変化し続けているのです!そこで出会ったすべての人間と人間ではない存在が共生していくことで『Life』が形成されていくのです。『Life』は循環する環境であり、生きとし生けるものが昼夜を問わず快く迎え入れられます。『Life』は人間例外主義を表現したものではありません。むしろ私たち人間は、実際にはいわば“直立した哺乳類型雑草”のような存在で、環境に害を及ぼすことの方が多いのかもしれません。私たちの感性を植物化し、地球と共に歩んでいきましょう」 エリアソンはこのように語っています。

「ライカ トリノビット8×40 “LIFE edition”」では、ネオングリーンのレザー外装に合わせて、鮮烈な印象を与えるグリーンの刻印をデザイン要素として採用しています。「LIFE」の文字、そして限定250台の中の1台であることを示すシリアルナンバーも刻印されています。さらに、「LIFE」のロゴが鮮やかにデザインされた同色の化粧箱に入り、オラファー・エリアソンの直筆メッセージが書かれたカードと製品証明書が付属します。

デザインを除いた仕様と性能は「ライカ トリノビット8×40」の通常モデルと同様です。「ライカ トリノビット」シリーズは2019年に発表されたクラシックな双眼鏡シリーズで、1960年代に登場して一世を風靡したライツ社の「トリノビット」のデザインをベースにしています。スリムでエレガンス漂う洗練されたフォルムが特徴で、さまざまなシーンで活躍する優れたパートナーとして永く愛され続ける逸品です。光学系は非常に高性能かつ高精度で、ワイドな視界と良好な見え味を実現しています。また、直感的な操作が可能で、長時間の使用でも疲れを感じにくいのも特長です。光学系には最新のレンズとコーティングが採用されており、周辺部まで鮮明かつ高コントラストで自然な色合いの視界を実現しています。さらに、ボディには超軽量なアルミニウムを、表面には最先端の素材をそれぞれ使用することで、優れた堅牢性と防滴性を確保しています。厳しい環境にも屈しないタフな性能により天候や環境を選ばずに使用できます。

特別限定モデル「ライカ トリノビット8×40 “LIFE edition”」は、ライカストアおよびライカオンラインストアにて2022年6月より数量限定にて発売予定です。

 

 

オラファー・エリアソンについて

1997年から活動を続け、世界中の著名な美術館において幅広いテーマで個展を開催しているアーティスト。2003年、第50回ヴェネチア・ビエンナーレにデンマーク代表として参加。同年後半にはロンドンにある美術館 テート・モダンのタービンホールでインスタレーション作品「The weather project」を展示。巨大な人工の太陽を制作してその周辺に霧を発生させたその作品は200万人以上の来場者を集めた。2014年、パリにある文化・芸術複合施設であるフォンダシオン ルイ・ヴィトンのオープニング展として「Contact」を開催。2015年、ストックホルム近代美術館で「Verklighetsmaskiner」を開催、存命のアーティストの個展としては同美術館最多の来場者数を記録する。2016年、ヴェルサイユ宮殿とその庭園に複数の作品で構成されるインターベンションアートを展示。さらに、上海の龍美術館での「Nothingness is not nothing at all」とソウルのサムスン美術館リウムでの「The parliament of possibilities」という2つの大規模展覧会も開催する。2018年3月、ロサンゼルスにある美術館、マルシアーノ美術財団でサイトスペシフィックなインスタレーション作品「Reality projector」を展示。同月は北京にある紅磚美術館でも個展「The unspeakable openness of things」を開催する。2019年、それまでの25年の制作活動を概観できる大回顧展「In real life」をテート・モダンで開催。同展は2020年にビルバオ・グッゲンハイム美術館に巡回する。2020年1月にはチューリッヒ美術館で「Olafur Eliasson: Symbiotic seeing」を、同年6月から9月にかけては東京都現代美術館で「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」を開催。2021年、スイス・バーゼルにあるバイエラー財団で「Life」を開催する。

 

Press Release_Leica Trinovid 8 x 40 „LIFE edition“_May 2022.pdf
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ライカカメラ - 写真撮影のパートナー

ライカカメラ社は、カメラとスポーツオプティクスを製造する国際的なプレミアムメーカーです。ライカブランドの伝説的な名声は、優れた品質、ドイツのクラフトマンシップ、ドイツの工業デザイン、そして革新的な技術という長い伝統に基づくものです。ライカというブランドの文化に欠かせないのは、写真の進歩のために会社が行っている多様な活動です。世界中に広がるライカギャラリーやライカアカデミーのほか、ライカ殿堂入り賞や、現在最も革新的なスポンサーシップ賞の一つとされるライカ・オスカー・バルナック賞(LOBA)などがあります。さらに、ヘッセン州ウェツラーに本社を置き、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンに第二の生産拠点を持つライカカメラ社は、独自の国内組織とライカストアによる世界規模のネットワークを持っています。