ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、グラミー賞受賞シンガーソングライターで写真家としても活動するSeal(シール)がデザインした特別限定モデル「ライカQ2 "Dawn" by Seal」を発売いたします。シールのソウルフルな楽曲の歌詞へのオマージュとして──今回の特別限定モデルは写真を撮るということ、すなわち彼がレンズを通して被写体に光を当て、独自の視点で描き出すという行為の真髄に息づく人のつながりを称えています。ボディを覆う外装には日本製の西陣織を採用し、特別限定モデルにふさわしいスペシャルな外観デザインに仕上げられました。全体的なデザインは、朝日が放つ金色の輝き、そして光と影のダンスからインスピレーションを得ており、それをより深く印象づけるアイテムとしてシール自筆によるリリックがプリントされた特製スカーフがセットとして含まれます。
ボディを覆う外装は日本語の「木漏れ日」という言葉から着想を得てデザインされ、樹木の枝葉の間から差し込む光が織り成す透明感溢れる情景を想起させます。手がけたのは日本のテキスタイルブランドHOSOO(細尾)。テキスタイルは革新的な製法を用いて完成へと導かれており、ブラックのポリエステル糸と、和紙と金箔を使用した箔と呼ばれる特有の素材が用いられた画期的な素材です。
今回のコラボレーションのパートナーであるシールは写真家としても活動しています。美しさや人間性が表出した一瞬に光を当てるその作品は、同氏が生み出す楽曲と同様に感情を揺さぶる力に満ちています。「ライカQ2 "Dawn" by Seal」ではその作風の特徴もデザインコンセプトに反映させました。一方、セットに含まれるスカーフのデザインを手がけたのはマルチメディアアーティストのアンニーナ・レーシャイゼン。シールの楽曲の歌詞をイメージしてブラックを基調にゴールドのデザイン要素をアクセントとして取り入れ、闇を貫く光の力強さを表現しました。そのデザインをもとに、ニューヨークに拠点を置くファッションブランド「rag & bone」がスカーフとしてイタリアにて製造しました。このスカーフにはホワイトのカラーバリエーションもあり、「ライカQ2 "Dawn" by Seal」とのセットとは別の単独アイテムとして、国内ではライカストアおよびライカオンラインストアにて取り扱い予定です。
「ライカQ2 "Dawn" by Seal」には、シールの楽曲である 『Kiss from a Rose』 の歌詞の一節 「you became the light on the dark side of me」 の手書きデザインが刻まれたロープストラップも付属します。カメラ本体の外観デザインとしては、さまざまな表情を見せるユニークな外装以外にも、ブラックの「Leica」のロゴ、背面に配されたシールのサインおよびエディションナンバーなど、特別限定モデルならではの要素がちりばめられています。また、「ライカQ2 "Dawn" by Seal」の発売に合わせて、シールの作品を紹介する写真展が2022年9月21日から10月31日までライカギャラリー ロサンゼルスにて開催され、アンニーナ・レーシャイゼンのアート作品も同時に展示予定です。
デザイン以外の仕様と性能は通常モデルの「ライカQ2」と同様で、有効4730万画素の35mmフルサイズセンサーと大口径レンズ「ライカ ズミルックスf1.7/28mm ASPH.」を搭載しているのが特徴です。ダイナミックレンジは最大14ストップ(ISO 100時)、色深度は14bitです。静止画の記録形式はDNGまたはJPEGで、これら2つの形式での同時記録も可能です。動画については、4K動画(30fps/24fps)、シネマ4K動画(24fps)、フルHD動画(最大120fps)が撮影可能です。クロッピング機能も搭載しており、28mmレンズの画角(4700万画素)以外にも35mm(3000万画素)、50mm(1500万画素)、75mm(700万画素)の各レンズ相当の画角に切り換えて撮影することができます。
特別限定モデル「ライカQ2 "Dawn" by Seal」は、ライカストア、ライカオンラインストアおよびライカブティックにて2022年10月より世界限定500台にて発売予定です。
Seal シール
グラミー賞受賞やマルチプラチナセールス達成の実績を誇るシンガーソングライター。本名は Sealhenry Olusegun Olumide Adeola Samuel。1990年代初頭にロンドンでミュージシャンとしてのキャリアをスタートして以来、『Crazy』『Kiss From a Rose』『Love’s Divine』などの大ヒット曲を数多くリリース。世界的なアーティストへと成長を遂げ、音楽業界で注目を集め続けている。 その一方で、写真に対して情熱を注いでいることでも知られ、常にカメラを携えて心の琴線に触れた瞬間を楽曲の歌詞と同様に写真でも表現している。ライカのカメラを長年愛用する熱狂的なライカファンでもあり、鋭い視点で心を揺さぶる情緒的な作品を撮影。自身のバラード曲に勝るとも劣らぬ好評を博している。
Annina Roescheisen アンニーナ・レーシャイゼン
マルチメディアアーティスト。色彩が持つ効果や象徴的な意味、さらには色に備わった人間の感情を揺さぶる力を用いて、自己と他者、内界と外界、見えるものと見えざるもの、夢と現実などをテーマに、動画からスケッチ、絵画、インスタレーション、パフォーマンスまで多彩な表現媒体で作品を制作。世界中のギャラリーをはじめとした各所で展示されている。社会活動や慈善活動にも精力的に取り組み、俳優のレオナルド・ディカプリオやスイスの民間非営利団体であるウーマニティ財団などが主催するチャリティーオークションにも作品を多数出品している。
rag & boneについて
2002年に誕生したファッションブランド。「昔ながらの製法で最高品質の製品を生み出す」というクリアなビジョンを掲げ、その基本姿勢がブランドを成功へと導く哲学となり、ファッション業界の賞を数多く受賞。ライフスタイルブランドとしてニューヨークらしい魅力を備えたメンズおよびウィメンズウェア、フットウェア、アクセサリーなどを展開し、世界中のハイエンドなセレクトショップや百貨店で取り扱われている。
ライカカメラ社-写真撮影のパートナー
ライカカメラ社は、カメラ製品とスポーツオプティクス製品をグローバルに展開するプレミアム企業です。卓越した品質の製品を作り続けた長きにわたる伝統とドイツのクラフツマンシップや革新的な技術と結びついた工業デザインにより、ライカブランドは伝説と呼ばれるほどの評価を確立しています。写真界の発展に寄与する活動として、世界各地に展開するライカギャラリーやライカアカデミーに加えて、「Leica Hall of Fame Award」の創設や、世界で最も権威のある国際写真コンテストのひとつとして認知されている「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」を主催するなど、さまざまな文化活動も行っています。
ライカカメラ社は、ドイツのヘッセン州のウェッツラーに本社を置き、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンに第二工場を持っています。また、世界の各地域に拠点を築き、直営の販売店を独自のネットワークにより運営しています。