ライカカメラ社、バルトロメオ・ロンゴーネを監査役に選任
Wetzlar, 19 August 2025

アルフレッド・ショプフの辞任に伴う後任人事

ウェッツラー、2025年8月:ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、本年6月23日に開催した取締役会において、イタリアのファッションブランド ボッテガ・ヴェネタのCEOを務めるバルトロメオ・ロンゴーネを監査役に選任しましたのでお知らせいたします。

ライカの監査役会議長を務めるアンドレアス・カウフマン博士は次のように語っています。「バルトロメオ・ロンゴーネは小売業、特にラグジュアリー業界において優れた先見性を発揮してきました。卓越したクラフツマンシップと突出したクリエイティビティが不可欠である同業界での実績は際立っています。ラグジュアリーブランドであるボッテガ・ヴェネタのCEOとして豊かな経験を誇ることに加え、それ以前にも著名なラグジュアリーブランドで指導的な役割を果たしてきた同氏であれば、価値ある刺激をライカにもたらしてくれるでしょう。熱狂的な写真愛好家でもあり、歴史にも深い関心を持つ同氏は、アートに対する繊細な感覚と、戦略目標と財務目標を融合させています。その豊富な見識と企業家的なビジョンが、ライカの監査役会の機能を強化してくれることでしょう」

ロンゴーネは本年7月31日に監査役を辞任したアルフレッド・ショプフの後任として新たに就任することになります。「長年にわたり忠実に職務を遂行、多大な貢献をされたショプフに対し、ライカの監査役会と取締役会は感謝の意を表します。2022年5月に監査役に就任したショプフは、2010年8月から2015年3月まではCEOとして経営の舵取りを行い、ライカの成長に大きく寄与しました」とカウフマン博士は語っています。ライカはショプフのリーダーシップのもと、ポルトガル工場の移転新築、ウェッツラーのライツ・パーク建設、ソルムスからウェッツラーへの本社移転を実現しました。製品関連では「ライカM9」のバリエーションモデル数機種や「ライカM(Typ 240)」、「ライカMモノクローム」、単焦点レンズを搭載した35mmフルサイズコンパクトデジタルカメラ「ライカQ」などをリリースしました。

Press Release: Bartolomeo Rongone Elected to the Leica Camera AG Supervisory Board.pdf
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ライカカメラ社について

ライカカメラ社はカメラ、レンズ、スポーツオプティクスを製造・販売するグローバルなプレミアムメーカーで、150年以上の歴史を誇ります。近年は成長戦略の一貫として事業領域を拡大しており、モバイルイメージング(スマートフォン)の分野にも進出しています。また、高品質な眼鏡用レンズと時計の製造も手がけるほか、自社製プロジェクターによりホームシネマ市場に参入しています。本社はドイツ・ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンには第2の製造拠点を置いています。世界各地に独自の販売会社と120を超えるライカストアを構え、グローバルな販売ネットワークを構築しています。ライカは、革新技術が伴った「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞となっています。

ライカブランドの文化に不可欠なのは、写真文化の育成へのコミットメントであり、その一環として世界各地に約30箇所のライカギャラリー設置、ライカアカデミーの開催、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード(Leica Hall of Fame Award)」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」といった国際的アワードの主催をはじめ写真文化の振興に取り組んでいます。