波の向こう側の世界を写す
海を深く愛し、写真に情熱を向けるルップ氏は、撮影する写真の中でその感情を表現します。ライカQ3 43を手にした彼は、大胆な冒険や巨大な波が待ち受け、魅惑的な場所を巡る撮影の旅に出かけました。ルップ氏はこの旅を通じて各地で波に挑みつつ、撮影で芸術的な才能を発揮しています。そこから垣間見えるのは、世界屈指のサーファーの一人である彼の生き様です。
僕は幸運にも、幼い頃からサーフボードとカメラをそれぞれ手にして世界中を旅してきました。写真は僕にとって長年の情熱です。人間の本質が表れる瞬間や、海面の波立つ様子を捉え、移ろいやすい記憶を形に残せるのが写真の魅力です
ニック・フォン・ルップ氏
ルップ氏について
ポルトガルのシントラでドイツ人の父とスイス人の母の間に生まれたニック・フォン・ルップ氏は、多様な文化を背景に持つビッグウェーブサーファーです。世界で最も過酷な波にも勇敢に挑むプロサーファーとして知られ、その圧倒的な技術と存在感で世界中から高い評価を受けています。
ビッグウェーブサーファーとして、彼は大波という厳しい自然の中で自分の限界に挑むことを生きがいにしています。世界で最も危険な波に乗るには、ただ優れたスキルがあるだけでは不十分です。海の圧倒的な力に対する敬意と、そのエネルギーへの深いつながりが求められます。サーフィンはルップ氏の人生に大きな影響を与え、謙虚さや忍耐力、そして「今この瞬間」を生きることの素晴らしさを教えてくれました。サーフィンが今の彼を作り上げたのです。
僕にとって、写真を撮ることは、ただ画像にすることではありません。これは芸術です。撮影する構図を決め、光のあて方を考え、色調を調整する。そうして、一つひとつの写真に命を吹き込む行為なのです。出会った人々のありのままの表情や、旅の物語を伝える風景など、どの写真にも、僕が見た世界の一片が映し出されています。波の向こう側に見えてくる生きることの素晴らしさ、多様性、そしてリアルな感情を、僕なりの方法で共有しているんです」
ニック・フォン・ルップ氏
その瞬間の魂
ルップ氏がサーフィンに次いで大きな情熱を注いでいるのが、写真撮影です。5か国語を流暢に話す類まれなアスリートである同氏は、サーフィンを通じて世界の秘境や息を呑むような絶景を数多く訪れてきました。その旅路を常に共にしていたカメラで一瞬のエネルギーを捉え、物語を紡ぎ、遠い地での思い出を形に残してきました。ルップ氏が撮る写真には、その瞬間の魂が宿っています。儚い一瞬の魔法が生まれ、美しく輝く様がそこに映し出されているのです。
広がる創造力
ルップ氏が高く評価するのが、ライカQ3 43の多用途性です。43mmの焦点距離は、生き生きとしたポートレートから、風景の質感や広がりまで幅広く捉えることを可能にします。さらに、6000万画素のセンサーが細部まで鮮明に描き出し、トリミングしてもそのシャープさは失われません。加えて、色再現はカメラで直接行われ、どの写真も映画のような美しい雰囲気で演出します。多様な文化を背景に持つビッグウェーブサーファーのルップ氏にとって、Q3 43は単なるツールではありません。彼の創造力を広げる相棒として、旅先で出会う場所、文化、人々の物語を比類のないクオリティで描き出す手助けをしてくれる存在なのです。