“見る”自由 ― ストリートと静物の間で

ジョエル・マイロウィッツの世界へのまなざし
2025/10/23
Joel Meyerowitz photographing with the Leica M EV1

世界は、あなたの目の前にある

ジョエル・マイロウィッツは、写真界のアイコンとして知られる存在です。ストリートフォトグラファーとしての彼のスタイルは、M型ライカによって形づくられました。街の中に流れるエネルギーを感じ取り、それをフレームに収め、分かたれたものをひとつに結びつけるような写真を生み出す──その繊細な感覚は、静物にも向けられ、何気ないものの中から豊かな表情と意味を引き出します。

自由な創作とテーマに基づく制作を行き来しながら、マイロウィッツは常に新たな視点を探し、写真の地平を広げてきました。技術、色彩、焦点、そして写真文化の変遷を見つめながら、彼は写真への情熱を語り、その炎を次の世代へと伝えています。

Group of people walking trough the streets of London

ストリートと色彩の巨匠

1938年、ボストン生まれのジョエル・マイロウィッツは、1960年代に写真家としてのキャリアをスタートし、今日ではカラーフォトグラフィーの先駆者のひとりとして知られています。ニューヨークでストリートフォトグラフィーを撮り始めて以来、数十年にわたってその表現を磨き上げ、日常と非日常、ありふれたものと特別なものの見え方そのものに新たな視点をもたらしました。彼の作品は、緻密な構図、光への繊細な感性、そして「決定的瞬間」を予感し捉える力によって際立っています。

マイロウィッツの創作の中心にあるのは、M型ライカです。彼にとってそれは単なる道具ではなく、本能の延長そのもの。M型ライカほど、ストリートとの距離を縮め、自由な動きと“見る”ための精度を同時に与えてくれるカメラは他にありません。彼にとって、Mに並ぶカメラは存在しないのです。

Joel Meyerowitz with the Leica M EV1 in hands

私はよくこう言います。「ライカは“見る”ということへの扉を開いてくれた」 と。まるでこう語りかけてくるようです──“さあ、外に出て。この世界はあなたのものだ”、と

ジョエル・マイロウィッツ

街の流れの中で

ジョエル・マイロウィッツは、ストリートのありふれた日常を撮りながら、写真技術を身につけていきました。人々のしぐさや動き、ふとした瞬間に生まれる距離感を観察することで、人間の行動を深く理解していったのです。ストリートフォトグラフィーとは、タイミングを感じ取ること。エネルギー、構図、そして動きがひとつに凝縮される、その一瞬を捉えることです。それは直感の世界であり、つながりを見抜き、次の瞬間に生まれようとする物語を先取りするまなざしでもあります。その「決定的瞬間」を探し続けること。それこそが、今もなおマイロウィッツを突き動かす大きな喜びなのです。 

Woman wearing a yellow rain cape and a large hat on the pavement

写真は、私が自分自身とこの世界について知っているすべてを教えてくれた──そう感じています

ジョエル・マイロウィッツ

動から静へ

ジョエル・マイロウィッツは、日常のストリートライフを撮影することで写真技術を学んだ。観察を通して彼は人間の行動を理解し、しぐさや動き、親密な瞬間を読み取る力を身につけた。ストリートフォトグラフィーとは、エネルギー、構造、ダイナミクスが凝縮する「その瞬間」を感じ取ることだ。それは直感であり、つながりを見抜き、次の瞬間に展開する物語を予見することでもある。これらの決定的な瞬間を探し求めることは、今もなお彼に大きな喜びをもたらしている。

Collage of images made by Joel Meyoerwitz and images of Joel photographing

“命を吹き込む”というのは、あらゆるものがそれぞれに個性を持っているということです。何かを手に取り、少しずつ向きを変えていると、ある瞬間、その物がこちらに語りかけてくるのです

ジョエル・マイロウィッツ

Old metal tool on a table
Joel Meyerowitz inspects his shots on the camera screen.

好奇心こそ、真の革新

ジョエル・マイロウィッツにとって写真とは、アートと科学の間で続く終わりなき対話です。技術の進歩は目的ではなく、創造の可能性を広げるための手段。カラーフィルム、スキャナー、デジタル技術にいたるまで、彼は新しいテクノロジーを、常に好奇心と柔軟な心で受け入れてきました。それでもその視点は、決して機械的ではなく、常に人間的です。テクノロジーの価値とは、世界をより鮮明に、より深く、そしてより真実に迫って見つめるためにこそある──彼はそう信じています。

「ライカM EV1」とともに歩く

ジョエル・マイロウィッツが初めて「ライカM EV1」を手にしたとき、彼はこのM型ライカが、これまでのMとは違うことにすぐには気づきませんでした。もちろん、すべてのM型ライカに共通する伝統的な価値と、妥協のない品質はそのままに受け継がれています。しかしマイロウィッツにとって、「ライカM EV1」は何よりも新しい世代の写真家たちへの招待状です。内蔵電子ビューファインダーによって、レンジファインダーの操作経験がない人々にも、Mフォトグラフィーの魅力的な世界と、伝説的なライカMシステムへの扉が開かれます。

Joel Meyerowitz photographing with the Leica M EV1 in the streets of London

『ライカM EV1』は、新しい世代のためのカメラでもあります。クラシックなライカを求めながらも、デジタルツールに親しんできた人々のための一台です

ジョエル・マイロウィッツ

Leica M EV1 front view

初の電子ビューファインダー内蔵M型ライカ

Leica M EV1

他のMカメラと同様に、Leica M EV1は時代を超えた美学と本物の写真表現、妥協のない職人技、そして卓越した画質を体現しています。伝説的なMシステムの伝統的価値とEVFの利点を融合させ、新たな可能性を切り開きます。Leica M EV1はMのように見え、Mのように感じ、Mそのものです — しかもEVF内蔵。

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