Man with camera stands beside railroad tracks and a train in background.

ライカSL2で撮る 新しい鉄道写真の世界

日本で活躍する著名な鉄道写真家である中井精也さんは、鉄道車両だけにとどまらず鉄道にかかわるすべてのものを被写体として独自の視点で撮影し、その作品は見る人の旅情や想像力をかきたてます。

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広告、雑誌写真の撮影の他、テレビ出演などその活動は幅広く、これまで多種多様のメーカーのカメラを使ってきた中井氏ですが、ライカSLを手にしてからは「これからはライカSLがぼくのメインカメラになるはず」と語るほど、強烈なまでにライカSLシステムに魅了されています。そんな中井氏が新しいライカSL2を使って日本と中国の鉄道写真を撮影しました。

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世界中を旅しながら 鉄道写真を 撮り続けている

多くの人にとって鉄道は単なる輸送手段で、線路は冷たい鉄の塊でしかないかもしれない。でも僕は線路を見ると、温かな人のぬくもりを感じてしまう。人が暮らす街と街を結び、その上を人やモノが通過する線路には、数え切れない人の想いやぬくもりが宿っているように思えるからだ。そんな線路が生み出す、目には見えない「旅情」を、目で見ることのできる「写真」で表現したいと、僕はいつも考えている。

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高速で空気を切り裂く新幹線から、田園をのんびりと走るローカル線まで、鉄道にはさまざまな表情がある。ライカSL2は、そのすべてを僕の意のままに表現してくれる。このカメラを手にするすべての人がまず驚かされるのは、高解像のEyeResファインダーの美しさだろう。

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ライカSL2の電子ビューファインダーの美しさは、まるで肉眼でそのまま風景を見ているような感覚だ: 

このカメラを手にするすべての人がまず驚かされるのは、高解像のEyeResファインダーの美しさだろう。まるで肉眼でそのまま風景を見ているような感覚で、まっすぐに被写体と対峙することができる。それはもはや長年カメラの主流であった光学ファインダーを超えたと断言できるレベルに達している。

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ライカSL2が誇る フルサイズセンサー

有効画素数約4730万画素を誇るフルサイズセンサーを搭載したライカSL2は、SLレンズの性能を余すことなく生かせるはじめてのカメラといえるだろう。美しい鉄道風景の撮影では、森の木々1本1本まで高精細に記録するだけでなく、そこに流れる空気感までも描写してくれる。
 
今回撮影した彼岸花と小湊鐵道の作品では、SLレンズの生み出す美しいボケと、ライカSL2の高精細な描写力で、

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新幹線に代表される高速列車の撮影では、AF追従の高速連写と、被写体の動きを逃さないコンティニュアスAFでとっておきの瞬間を写し止めることができる。

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秋の夕陽を受けて浮かび上がった秋田新幹線の美しいフォルムを写した作品は、優れたAF性能と高精細な描写力をあわせ持つライカSL2でしかできない表現だと確信している。

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鉄道の動感を 表現する 流し撮り

僕は鉄道の動感を表現できる流し撮りをする機会が多いが、パンの方向を水平と縦方向と選択でき、手ブレ補正機能が的確にサポートしてくれるライカSL2では、夜の都市を駆け抜ける新幹線という厳しい条件での成功率が、格段に上がったのも喜ばしい。

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またLeicaFOTOSを使って、iPadPROに作品を転送し撮影現場でしっかりと確認、各種アプリで作品を追い込めるのは頼もしい。

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職業柄、高性能を誇るさまざまなカメラを使うことが多いが、このライカSL2ほど、手にするたびに高揚感をもたせてくれるカメラはじめてだ。ハードな動体撮影も軽々とこなす高いスペックを持ちながらも、多くの人を魅了してきたM型ライカを手にしたときのような浪漫を失っていない稀有なカメラだと思う。

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ライカSL2は、多くの人を魅了してきた M型ライカを手にしたときのような 浪漫を常に感じる稀有なカメラだと思う。

それは妥協ない品質を最大限に生かしたレンズ群を含めて、細かい部分まで手を抜かないデザインの素晴らしさ、手にした時の剛性感の高さが生み出しているのだろう。いったい次はどの国でどんな風景を、このカメラとともに見ることができるのだろうか。胸の高鳴りが止まらない。

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