ティル・ブレナーがエルンスト・ライツ・ミュージアムのパトロンに就任

著名なジャズミュージシャンであり、ライカを愛用するフォトグラファーでもあるティル・ブレナーは、初の後援イベントとして 「Celebration of Photography (セレブレーション・オブ・フォトグラフィー) 2022」期間中の10月19日に感動的なコンサートを開催しました。

ドイツ・ウェッツラーのライツパーク内にあるエルンスト・ライツ・ミュージアムは今月、拡張リニューアルオープンから1周年を迎えました。写真をテーマにしたミュージアムとして装いを一新したエルンスト・ライツ・ミュージアムは、特別展示スペースのほか、4つのゾーンで構成される体験エリアを新たに併設。体験エリアには、写真に関する知識を深めることができるユニークな体験型コンテンツが充実しています。また、ライカが保管する貴重なアーカイブ資料の展示などもあり、インタラクティブで多彩なコンテンツを通じて写真の歴史を楽しみながら学ぶことができます。そのエルンスト・ライツ・ミュージアムの魅力と認知度をさらに向上させる目的で、ライカはこのたび、エルンスト・ライツ・ミュージアムのパトロンとしてドイツの著名なジャズミュージシャン ティル・ブレナーを迎えました。今後の写真の未来を築いていく上で、写真家だけでなく写真の魅力を別の手段で伝えていくパートナーも必要であるとの認識から、今回の協力関係に至りました。

ティル・ブレナーはドイツを代表するジャズミュージシャンのひとりです。その一方で、写真の分野でも目覚ましい活躍を見せており、ライカを愛用する「ライカフォトグラファー」としても知られています。音楽と写真という2つのクリエイティブな領域で精力的に活動を行っており、ライカギャラリーでは過去に同氏が撮影した写真作品を展示しています。特に印象的だったのは、ミュージシャンや俳優などの著名人をモノクロームで繊細に捉えたポートレート作品「Faces of Talent」です。今回のパートナーシップ契約を受け、同氏が撮影したポートレート作品数点が大判サイズでライツパーク内のメインビルエントランスに展示されています。

ライカギャラリー ウェッツラーでは、10月19日にティル・ブレナーによる1時間のコンサートを開催しました。今回のコンサートは「セレブレーション・オブ・フォトグラフィー 2022」の招待客のために催された特別なコンサートです。トークでは、ティル・ブレナーのエルンスト・ライツ・ミュージアムへのパトロネージについても紹介されました。音楽と写真という素晴らしいコラボレーションが再び実現するイベントとして未来への期待が膨らむ一夜となりました。

今回のパトロネージについて、ライカギャラリーズインターナショナル代表兼アートディレクターのカリン・レーン=カウフマンは次のように語っています。「ティル・ブレナーがエルンスト・ライツ・ミュージアムの後援を引き受けてくれたことを大変嬉しく思います。同氏は素敵な人物で、ミュージシャンとしても写真家としても魅力があります。エルンスト・ライツ・ミュージアムがさまざまな活動を展開していく上で、同氏のような、特に写真の才能を発揮している著名人と今後長期にわたってコラボレートしていけるというのはとても素晴らしいことです」

また、ティル・ブレナーは次のように語っています。「本質を突き詰めること。それが、昔も今も変わらず私にとっての芸術活動の信条になっています。自分の原点がどこにあるかを知ることで、人は成長できます。そして、自分が目指す方向性を知ることで、ビジョンが見え、どのような関係を築いていけばよいのかが見えてきます。それを考えてみると、ウェッツラーのライカが思い浮かぶのです。ですので、エルンスト・ライツ・ミュージアムを後援することは光栄なことであり、喜ばしく思います。楽器もカメラも、私にとってなくてはならない存在なのです。慣れ親しんだライカのファミリーの一員として共に活動できることを楽しみにしています!」

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ライカカメラ社について

ライカカメラ社は、カメラ・レンズ製品とスポーツ用光学製品をグローバルに展開するプレミアム企業で、150年以上の歴史を誇ります。成長戦略の一環として、スマートフォン向けのモバイルイメージング、高品質な眼鏡レンズや時計の製造、さらにホームシアター用プロジェクター分野にも事業を拡大しています。

ライカカメラ社は、ドイツのヴェッツラーに本社を構え、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンに第二工場を有しています。また、世界中に展開する販売子会社と120を超えるライカストアのネットワークを運営しています。2,400名の従業員数を擁し、2023/24年度には5億5,400万ユーロの売上を記録しました。

ライカブランドは、卓越した品質、ドイツの職人技、工業デザイン、そして革新的な技術の融合を象徴するものです。ブランドにとって重要な取り組みとして、世界約30ヶ所に展開するライカギャラリーやライカアカデミー、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」や「ライカ・オスカー・バルナック・アワード(LOBA)」などの国際的な賞を通じて、写真文化の発展を支援しています。