Foot to Foot

「『Foot to Foot』は、私にとって最も重要な作品のひとつです。とても繊細なプロセスで感情と創造性の波に身を委ねながら、目の前に広がる魔法の本質を純粋に捉えることができました。ライカだからこそ、私の物語をありのままに語ることができたのです」
カイリー・シア
「私の創作プロセスは決して無理に生み出せるものではなく、撮影の間も精神を保ち続けることをいつも興味深く感じています。ビジョンはずっと心の中にありました。私はムードボードを作り、過去に撮影したセルフポートレートや写真を厳選し、それらをひとつのストーリーとして編み上げました。ライカで創作を始めた2020年以来、自然と生み出されてきた作品の集積です。
すべての創作において、最も大切なのは“意図”です。何を創作するにしても、純粋で誠実な心で取り組むことが基盤となります。それを見失ったら、私は立ち止まります。亡きバレエの恩師はこう言いました。『芸術とは真実であり、真実なくして芸術は存在しない』と。私にとって、踊ることも、写真を撮ることも、映像を作ることも、すべては“真実”を大切にすることから始まるのです」