Alan Schaller and Ryota 写真展 「yami to hikari 闇と光 -The dark and the light」
2025/7/25~2025/9/28まで、ライカギャラリー表参道にて開催

ライカカメラジャパン株式会社はこのたび、現代におけるモノクローム写真の第一人者として知られるAlan SchallerとONE OK ROCKのベーシストでありながら写真家としても独自の視点を持つRyotaによる初の共演展を開催いたします。これまで一般に公開されることのなかった貴重な未発表作品を一堂に紹介する、極めて特別な機会となります。

写真表現の原点とも言えるモノクロームフォトグラフィーの色彩を排した世界だからこそ際立つ、光と影、構図、そして被写体の本質。本展では、そんなモノクローム表現を現代的な視点で再解釈し、それぞれのアーティストが描き出す独自の世界観をご堪能いただけます。

©Alan Schaller

Leica_Gallery_Omotesando-Alan Schaller and Ryota

私はこれまで10年間、モノクロ写真を撮り続けてきました。そして、その探求に人生を捧げてきたと言っても過言ではありません。なぜグレースケールだけで表現するのかと尋ねられることもありますが、私にとってそれは制限ではなく、むしろ自由への入り口です。ひとつのスタイルを選び、深く掘り下げていくことが、私にとって写真との最も自然な向き合い方なのです。

多くの人が、白黒写真を「レトロ」や「昔ながら」と表現しますが、私はこの表現手法の中にこそ無限の可能性を感じています。コントラストと抽象性の境界をカメラで押し広げていくことで、形、フォルム、質感、光 ── 写真の本質とでも言える要素に向き合うことができるのです。本展で展示している作品は、私が長年探求し続けているこうしたテーマへの想いが込められています。

今回、友人のRyotaと一緒に展示をやりたいと思ったのは、私たちがこのスタイルの写真に対する深い愛情を共有しているからです。生まれ育った国も、歩んできた人生もまったく違いますが、「光を追いかけ、創造することを楽しむ」という共通の情熱を通じて、私たちは強い絆で結ばれています。

写真との出会いは、私の世界の見え方を大きく変えてくれました。日々の何気ない瞬間に美しさを感じるようになり、以前は見過ごしていた小さなディテールにも心を動かされるようになったのです。本展のテーマは、まさにその「視点の変化」と「写真のもつ普遍的な力」、そして「創造とつながりの喜び」を祝福することにあります。

-Alan Schaller(アラン・シャーラ―)

©Alan Schaller

Leica_Gallery_Omotesando-Alan Schaller

僕はこの数年、
音楽とカメラと共に生活をしています。
いつ終わるか全くわからない人生
この先20年30年、
末永くそれは続いていくのだろうと感じています
僕らのそんな一瞬、一瞬を
音楽以外の形でも残していく為に
追求しはじめました。
モノクロに興味をもったきっかけはAlanの写真です。
彼の作品を見た瞬間に心は動かされ、その「白と黒」の美しさに魅了されました。

同時にこの機会を与えてくれた
AlanとLeicaには感謝しかありません。
 

-Ryota

©Ryota

Leica_Gallery_Omotesando-Ryota
写真展 概要
タイトル 「yami to hikari  闇と光  -The dark and the light」
会期・会場 2025年7月25日(金)-  2025年9月28日(日)
ライカギャラリー表参道 (ライカ表参道店2F)
東京都渋谷区神宮前5-16-15 月曜定休
*状況により会期・時間が変更になる場合がございます。
アラン・シャーラ― Alan Schaller

1988年、ロンドン生まれ。現在も同地を拠点に活動している。2015年に趣味として写真を始めたが、そのわずか1年後にはイギリス国内の新聞や雑誌に作品が掲載され、写真家としての道を歩み始めた。以降、彼のポートフォリオと評価は急速に成長を遂げ、現在ではその世代を代表する写真家のひとりとして広く認められている。

ライカからは「現代モノクロ写真のアイコン」と評され、ドイツの出版社teNeuesからは「現代ストリートフォトの基準を築く存在」として紹介されている。彼の作品は、強いコントラストと形・フォルムへの鋭い感覚、そして都市生活を捉えた視点で知られている。

また、彼は「Street Photography InternationalSPI)」の共同創設者として、新進気鋭のストリートフォトグラファーを支援・紹介する活動にも力を注いでいる。

その個性的なモノクロスタイルは多くのブランドからも高く評価され、ファッション撮影や観光キャンペーンなど幅広い分野で起用されている。2017年の初個展以降、世界各地で30回以上の個展を開催し、国際的な舞台で活躍を続けている。

写真家としての活動に先立ち、音楽業界でもマルチインストゥルメンタリストとして作曲・プロデュース・ミキシングに携わるなど、幅広い表現領域での経験を持つ。

https://www.alanschaller.com

https://www.instagram.com/alan_schaller

 

 

Ryota (ONE OK ROCK)

2005年結成のバンドONE OK ROCKのベーシスト。ロック、ポップ、エモ、メタルなど様々なジャンルをクロスオーバーさせた力強いベースラインとグルーヴ感にて、バンドのサウンドにダイナミックな音楽性と深みを与えている。
また音楽活動以外にもファッションやカメラに強い関心を持ち、近年ではバンドのスタイリングやビジュアルのデザインなども担っている。今年、約2年半ぶりとなるアルバム『DETOX』をリリースし、4月からワールドツアーを開始。8月にはスタジアムツアーとなる日本公演が控えている。

https://www.oneokrock.com/jp

https://www.instagram.com/ryota_0809