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厚い雲で覆われた ベルリン
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すべてがスローダウンし、 冷ややかで、 落ち着かない空気で 満ちています。
この「距離感」とどう向き合うか。「Resilience(立ち直る力)」が今年のキーワードになるかもしれません。私たちは不安を感じながら毎日を送っていますが、人が少なくなった街を巡れば巡るほど、静けさ、窓の内側からやさしく会釈してくれる近所の人たち*、よく響く鳥のさえずり、歩道のゆとりあるスペース、時間に余裕がある人々の姿を楽しめるようになってきました。 もちろん、鬱屈した気分、世界から隔絶されているような感覚や、日々更新される数字も付きまとっています。私の父もリスクが高い年齢なので、とても気がかりです。 いつになれば両親のもとを訪れることができるのか、距離感と不信感がどんな影響を及ぼすのか、私たちはいったいどこに向かって進もうとしているのかなど、不安は尽きません。
厚い雲で覆われているのはベルリンだけでなく、世界全体であるのかもしれません。ですが、それが私の頭上に重くのしかかってきているわけではありません。いつもと違って安定感に欠ける状況が続いていますが、うなだれることなく前に突き進みたいものです。
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