ライカ SL2 にクラシックな佇まいのカラーバリエーションが登場 | カメラ本体とレンズのセット 2 種類も同時に発売
ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ)は、一貫した姿勢で製品づくりに取り組んできました。無駄な要素をそぎ落としたミニマルかつシンプルなデザインを追求しながら、まずは機能性に重きを置くことで、自ずと理想的なデザインが完成すると考えています。この哲学を貫き続け、外観と機能の両方を重視した独自の製品を実現し続けてきました。それは、今回新たに登場する「ライカSL2」のカラーバリエーションである「ライカSL2 シルバー」の特長でもあります。シルバーのカラーリングは、高い人気を誇る往年のM型ライカやR型ライカのアイコニックなデザインを彷彿させます。
「ライカSL2 シルバー」登場の背景には、シルバーのカラーバリエーションの要望が多かったことがあります。ライカはこれまでも継続的にユーザーの意見を重視し、製品づくりに反映させてきました。トップカバーとベースプレートにはシルバーアルマイト仕上げが施され、外装は「ライカM11」と同様のブラックカラーのエレガントなレザーで覆われており、クラシックな雰囲気を演出しています。コンパクトなライカMレンズ(L用Mレンズアダプター使用)との相性も良く、魅力的な佇まいの組み合わせになります。
外観デザイン以外の仕様と性能はブラックカラーの「ライカSL2」と同様です。撮像素子には高性能な4700万画素のCMOSセンサーが採用され、高画質な静止画や動画を撮影できます。操作性にも優れており、簡単に、直感的に扱うことができます。また、広いダイナミックレンジと最大50000まで設定可能な幅広いISO感度域により、さまざまな光の状況下で優れた描写性能を発揮します。さらに、「Leica FOTOS」アプリを使えば、カメラのリモートコントロールや撮影画像をBluetoothやWi-Fi経由でモバイル機器に取り込むことができ、モバイルワークフローもスムーズです。その他、シームレスなワークフローやプロフェッショナルレベルの制作を可能にする便利な機能を搭載しています。
「ライカSL2 シルバー」はライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて2023年7月に発売予定です。
今回は「ライカSL2 シルバー」とレンズを組み合わせた2種類のセットも同時発売されます。「ライカSL2 シルバー」と汎用性に優れた「ライカ バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.」の2点セットと、「ライカSL2 シルバー」とクラシックなMレンズ「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」および「L用Mレンズアダプター」の3点セットです。後者のセットでは、Mレンズならではの独特な風合いの画づくりを実現します。
ライカカメラ社について
ライカカメラ社はカメラ、レンズ、スポーツオプティクスを製造・販売するグローバルなプレミアムメーカーで、150年以上の歴史を誇ります。近年は成長戦略の一貫として事業領域を拡大しており、モバイルイメージング(スマートフォン)の分野にも進出しています。また、高品質な眼鏡用レンズと腕時計の製造も手がけるほか、自社製プロジェクターによりホームシネマ市場に参入しています。
本社はドイツ・ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンには第2工場を置いています。世界各地に独自の販売会社と120を超えるライカストアを構え、グローバルな販売ネットワークを構築しています。現在の従業員数は約2,400名で、2023-24会計年度の売上高は5億5,400万ユーロでした。
ライカは、革新技術が伴った「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞となっています。そのブランド力を活かした活動の一環として、世界各地に約30のライカギャラリー設置、ライカアカデミーの開催、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード(Leica Hall of Fame Award)」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」といった国際的アワードの主催をはじめ写真文化の振興に取り組んでいます。