「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展

「ライカI」誕生100周年を記念してスパイラルガーデン(東京・青山)で開催
Camera graphic
100 Years of Leica: Witness to a Century (1925–2025) 

2025 年 10 月 18 日(土)- 10 月 26 日(日)
スパイラルガーデン (スパイラル1F)
入場無料 | 事前予約制

2025 年 10 月 6 日(月)15:00
予約開始

「ここに決断を下す。リスクは覚悟の上だ」── この意欲的な言葉とともに起業家のエルンスト・ライツ2世は35mm判カメラの量産に踏み切りました。そして1925年、ライプツィヒで開催された春季見本市でついに「ライカI」を発表。写真の世界に大きな変革をもたらして以来、今年で100年の時が経ちました。

この節目の年を記念して世界主要都市で行われた一連のセレブレーションに続き、2006年にライカ初の直営店がオープンした地、ここ東京にて「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展を開催いたします。100年にわたる歴史を振り返るとともに、写真を通じて深い絆で結ばれた植田正治と福山雅治による二人展、さらに「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞の世界的写真家による作品展示など、ライカの伝統と文化を多角的にご紹介します。
 
 

貴重なアーカイブアイテムを公開

ライカの歴史とともに生まれた数々の貴重なカメラも見どころのひとつです。エリザベス女王のために製作された「ライカM6」プロトタイプ、アップルで共に製品開発に携わったジョナサン・アイブとマーク・ニューソンが手がけた、世界に1台だけの「LEICA M for (RED)」、1937年5月に火災炎上した飛行船「ヒンデンブルク号」の事故現場から発見された「ライカⅢa」、ピュリツァー賞を受賞した報道写真家・沢田教一が愛用していた「ライカM2」、戦場でフォトグラファーの命を救ったカメラ、貴重な周年モデルの数々、そして歴代の銘品が一堂に会します。

*画像はイメージです

Tokyo leica 100 years event

「ライカI」から最新機種までを辿る空間

アトリウムでは、ライカ100年の軌跡をひとつの“渦” で表現した展示空間が登場。特別仕様のライカや現行製品のラインナップも並び「ライカの過去から現在」に触れる場となっています。また、17時以降はライカギャラリー・インターナショナル代表兼アートディレクター カリン・レーン=カウフマンのキュレーションによる100点の写真作品が投影されるとともに、数々の受賞歴を誇るサウンドデザイナーの清川進也がライカのシャッターを用いて手がけたサウンド・インスタレーションが会場を包み、訪れる人々を100年の写真の旅へと誘います。

 

Shoji Ueda and Masaharu Fukuyama

©Hiroshi Seo

植田正治×福山雅治写真展:Visual Conversation

静謐なまなざしで風景と人物をとらえた写真界の巨匠・植田正治。その独創的な世界に深い敬意を抱き、自らの写真表現を追い求めてきた福山雅治。時代を超えて交差する二人のまなざしが出会う写真展「Visual Conversation」は、福山雅治が“師”と仰ぐ植田正治との初の二人展です。異なる時間軸で撮影された作品たちが響き合うように展示され、写真という言語を通じた静かで豊かな対話が広がります。

Man floating over sand

©Shoji Ueda

本展では ライカよりも大きい中判カメラによる作品が多い植田が「掌上、愛すべき珠玉のようなこのカメラで『美しきカメラにて優れた写真が得られる』という私だけのセオリーを信じながら」とその時々、ライカの愛機で軽やかにスナップ撮影を楽しみ制作した作品群の一部をご紹介します

植田正治事務所 増谷 寛

4 people at the beach

©Masaharu Fukuyama

止まっているものが動いているように見える

動いているものが止まっているように見える

今も昔も僕はライカに“撮らされて”いる

だが、この強制力こそが、自分の能力以上の写真体験へと導いてくれる

かつて植田正治先生が仰っていた
「好きなものを好きなように撮る。精神のアマチュアでいたい」

僕は今日も、先生にもライカにもアマチュアでい続けています

福山雅治

© Steve McCurry Peshawar, Pakistan 2002_05_LHoF | © Eliott Erwitt Dog with a Rose, NYC, 1993

Girl with a green cape and a dog

「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」不朽の名作

世界中の人々の心を揺さぶる作品や、忘れられない一瞬をとらえた作品 ── ライカは2011年より傑出したライカフォトグラファーへ「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」を授与しています。作品に共通するのは、時代を象徴する傑作であるということ。人間の本質を鮮烈かつタイムレスなかたちで描き出した作品は、多くの人々の記憶に深く刻まれています。会場では2011年から2024年までの受賞者の名作を展示します。

100 years of Leica logo

ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀

2025 年 10 月 18 日(土)-  10 月 26 日(日)
11:00 - 19:00

スパイラルガーデン (スパイラル1F)
東京都港区南青山5-6-23

入場無料 | 事前予約制
2025 年 10 月 6 日(月)15:00 予約開始
 

予約サイト
関連イベント:ライカ表参道店 / ライカギャラリー表参道にて開催
In Conversation: 
A Photographic Dialogue Between Elliott Erwitt and John Sypal

2025年10月1日(水)-  11月30日(日)
11:00 - 19:00

ライカギャラリー表参道(ライカ表参道店2F)
*月曜定休 

「ライカI」誕生100周年を記念して、世界の選ばれた12のライカギャラリーにて、過去と現在の写真の対話をテーマに、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞者と現代の才能ある写真家による写真展を順次開催しています。その第10章を飾るライカギャラリー表参道では、写真界の巨匠エリオット・アーウィットと、東京を拠点とする米国人写真家ジョン・サイパルが出会い、時代を超えた写真の対話を繰り広げます。

Leica Gallery Omotesando

ハービー・山口 × 安珠 トークショー 
※事前予約制
10月18日(土)13:00~14:00|ライカ表参道店 

長年ライカを愛用してきた二人のプロフェッショナルフォトグラファーがライカや写真をテーマに語り合います。

ジョン・サイパル × 小川潤子(元マグナム・フォト東京支社ディレクター)トークショー 
※事前予約制
10月18日(土)16:00~16:40|ライカギャラリー表参道(ライカ表参道店2F)

 写真展「In Conversation」開催を記念し、エリオット・アーウィットとジョン・サイパル、二人のフォトグラファーについて語るトークショー。

 

Leica Store Omotesando

「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」プレビュー 
10月24日(金)14:00 ~ 17:00 /25日(土)11:00 ~ 16:00 
*下記プレゼンテーション中を除く|ライカ表参道店

ウィーンにて開催される第47回「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」に先立ち、希少なコレクションが来日します。また、オークションチームによるプレゼンテーションも実施。

プレゼンテーション
※事前予約制
①10月24日(金)14:30 ~ 15:30
②10月25日(土)11:00 ~ 12:00
③10月25日(土)12:30 ~ 13:30

「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展
及び関連イベント
2025 年 10 月 6 日(月)15:00
予約受付開始