ライカギャラリー京都およびライカギャラリー東京では、日本を代表する写真家 立木義浩氏の写真展を同時開催いたします。
立木氏がライカMモノクロームで撮り下ろした数多くのスナップ・ショットの作品の中から自らが厳選した作品展のタイトルは「まばたき」。それぞれのギャラリーでは異なる作品の展示を行います。
立木義浩写真展 概要
タイトル: まばたき
ライカギャラリー京都 (ライカ京都店2F)
住所: 京都市東山区祇園町南側570-120 Tel. 075-532-0320
期間: 2019年8月24日(土) - 2019年12月4日(水)
展示作品: スナップ・ショットのモノクローム作品15点
ライカギャラリー東京 (ライカ銀座店2F)
住所: 東京都中央区銀座6-4-1 Tel. 03-6215-7070
期間: 2019年8月23日(金) - 2019年12月4日(水)
展示作品: スナップ・ショットのモノクローム作品14点
1959年より写真家としての活動を始めた立木義浩。以来、ファッション、ポートレート、スポーツとジャンルにとらわれることなく数多の作品を発表し、半世紀以上にわたって写真界を牽引してきた。
スナップ撮影に臨むとき、立木はテーマやコンセプトを考えないという。それは、頭でつくりあげたイメージに固執すると、目の前で起こっている美しいものや面白い瞬間に鈍感になってしまうからだ。身体反応を重視し、出会いに素直に驚き、そのときの衝動や直感でシャッターを切る。そして、立ち上がってきた写真を見て、「こんな画が撮れていたのか」と自分自身が驚く。テーマやコンセプトがないからこそ、目に飛び込んでくる瞬間。そうした予期せぬ瞬間との出会いが、スナップのもっとも魅力的で、面白いところだ。
今回の写真展では、立木がライカを手に街を歩き、まばたきするように無心で切り取ったスナップ・ショットを展示する。多くの写真家にとって特別な存在と言えるライカを手にしたとき、立木の目に何が映ったのか。
まばたきは一瞬の永遠。目を閉じた刹那に刻まれる一瞬が永遠になったとき、ありふれた風景が饒舌に語り出す。そして、その写真を前にしたとき、人はこの世がもっと美しく、もっと面白いと気づくに違いない。
立木義浩 プロフィール
1937年、徳島県・徳島市の写真館に生まれる。母・立木香都子は、NHK朝の連続テレビ小説『なっちゃんの写真館』(1980年)のモデルとしてその半生を描かれたことで知られる。
1958年、東京写真短期大学(現・東京工芸大学)技術科卒業。その後、広告制作会社アドセンター設立時にカメラマンとして参加。1965年『カメラ毎日』で掲載された『舌出し天使』が話題となり、一躍世間の注目を集める。
1969年、フリーランスに転身。女性写真の分野を中心に、多く著名人を撮影。同時に世界中でスナップ写真を日常的に撮り続け、多くの作品を世に送り出す。
その一方、広告・雑誌・出版など幅広い分野で活動し、現在も現役のフォトグラファーとしてシャッターを切る。
数多くの写真展、写真集を手掛け、数多くの受賞歴もある。
Leica Gallery Kyoto
570-120 Gionmachi minamigawa Higashiyama-ku, Kyoto City
Kyoto,
일본