【ライカギャラリー京都】藤原新也写真展 「花のParis」開催
ライカギャラリー東京・ライカGINZA SIXでも合わせて開催

© Shinya Fujiwara

ライカギャラリー東京ライカギャラリー京都ライカGINZA SIXでは、写真家、画家、文筆家として幅広い分野で活躍する藤原新也の写真展「花のParis」を開催いたします。

 

本写真展では、ライカを携え挑んだアンリアレイジのパリコレクションのバックステージをはじめ、藤原自身が「未知のフィールド」と呼ぶパリの街をライカで撮り下ろした渾身の作品を展示いたします。

 

写真展 概要
作 家: 藤原新也
タイトル: 花のParis
会 場:
ライカギャラリー東京 (ライカ銀座店2F)
住所:東京都中央区銀座6-4-1
Tel. 03-6215-7070  営業時間 11:00-19:00 月曜定休
会期:2020年3月6日(金) - 5月31日(日)

 

※会期を7月21日(火)までに延長いたします。

 
ライカギャラリー京都 (ライカ京都店2F)
住所:京都市東山区祇園町南側570-120
Tel. 075-532-0320  営業時間 11:00-19:00 月曜定休
会期: 2020年3月7日(土) - 6月4日(木)

 

 

※会期を7月30日(木)までに延長いたします。

 

 

ライカGINZA SIX
住所: 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F
Tel. 03-6263-9935 営業時間 10:30-20:30
会期 :2020年4月22日(水) - 7月21日(火)

 

※9月30日(水)まで会期を延長いたします。

 

 

花のParis
初心のパリ
二十代から世界各地を巡っているがフランスのパリを訪れたのはこれまでわずか二回である。
それも最初は一九六九年にイギリスからインドに行く旅の通過地点として、 二度目は七十年代の終わりにアフリカへ向かうトランジットのため通過したに過ぎない。 そう言う意味では世界における一つの文化の中心でありながら、私にとってパリとは未知のフィールドだった。
それから約四十年のちの二〇一八年の暮れ、ファッションブランド、アンリアレイジを主宰する 森永邦彦君からパリコレのバックヤードを撮ってほしいとの要請があり、そのパリ行の中でのはじめての滞在となった。 バックヤードの撮影はわずか一日であり、以降十日間の滞在の中で初めてパリの街にレンズを向けることになる。
私にとって幸いだったのはその十日間の滞在が通常のホテルではなく、 パリの友人を介してモンマルトルの百年も経つ古いアパート住まいが出来たということだった。
私はそのアパートに住みながら撮影の帰りには夕餉の食卓のために街で材料を買い込み、自炊をしながら日々を過ごした。
こういった生活の中で短期間の間にパリの街に溶け込み、 すでに何年も前からあたかもそこに住んでいるかのような視線を獲得出来たように思う。

 

 

藤原新也 プロフィール
1944 年北九州市門司区生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻中退。
写真と文章を融合させて、旅や死生観をテーマにした作品を発表。
1972年デビュー作品『印度放浪』。1977年、『逍遙游記』他で第3回木村伊兵衛写真賞受賞。
1981年『全東洋街道』で第23回毎日芸術賞受賞。
印度放浪(1972年)、西蔵放浪(1977年)、七彩夢幻(1978年)、逍遙游記(1978年)、ゆめつづれ(1979年)、全東洋街道(1981年)、東京漂流(1983年)、メメント・モリ(1983年)、乳の海(1986年)、アメリカンルーレット(1990年)、少年の港(1992年)、南島街道沖縄(1993年)、ディングルの入江(1998年)、千年少女(1999年)、俗界富士(2000年)、バリの雫(2000年)、鉄輪(2000年)、花音女(2003年)、渋谷(2006年)、コスモスの影にはいつも誰かが隠れている(2009年)、死ぬな生きろ(2010年)、書行無常(2011年)、沖ノ島(2017年)他。
*2011年より定員2,000名限定のウェブマガジン「CATWALK」を主宰。現在欠員募集中(www.fujiwarashinya.com